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世田谷区について〜地域別編〜

2022年4月17日

コケティッシュ

今回は私が現在住んでいる東京都世田谷区について、私の独断と偏見の感想を踏まえてご紹介したいと思います。
前回の基本情報編に引き続き、ここでご紹介することは、あくまで世田谷区に住んでいる一個人の感想であり、世田谷区民の総意ではないことをご了承願います…!

世田谷区各地域の特徴

前回は世田谷区のイメージや地理、人口についてご紹介いたしました(詳しくは「世田谷区について〜基本情報編〜」へ)。

東京23区で2番目に広い世田谷区ですが、なんせ広いので、今回は便宜上世田谷区を5つのエリアに分けてご紹介します。

世田谷区エリア別の地図
世田谷区5つのエリア

上の地図から、世田谷区を特徴的に見てみると

  1. 世田谷エリア
  2. 北沢エリア
  3. 玉川エリア
  4. 砧エリア
  5. 烏山エリア

に分けることができます。
この分け方は世田谷区のHPに載っていた地域分けを参考にしています。

では①〜⑤のエリアについてご紹介していきます。

①世田谷区行政の中心!【世田谷エリア】

地域別の世田谷区
赤色が世田谷エリア

おすすめスポット:三軒茶屋、世田谷代官屋敷、世田谷区中央図書館(&プラネタリウム)

まずご紹介するのは、世田谷区行政の中心・世田谷エリアです。

世田谷エリアは、世田谷区の中でも都心との距離が近く、若者に人気なおしゃれな街・三軒茶屋(さんげんぢゃや)があります。

三軒茶屋(通称「三茶(さんちゃ)」)といえば、街のシンボルであるキャロットタワーがありますが、ここが意外と知る人ぞ知る穴場だったりします。キャロットタワーは東京タワーやスカイツリーほどの知名度はないものの、世田谷区民であれば誰もが知っているであろうシンボルタワーです。

そしてキャロットタワー最上階の26階の展望フロアには無料で行けます!1展望フロアから見た東京の景色はなかなか圧巻ですよ。

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展望フロア自体はさほど広くはないのですが、三軒茶屋でちょっと一息つきたい時や待ち合わせ場所におすすめです。

そのほか世田谷エリアでは、世田谷区の行政を担う世田谷区役所があります。世田谷区役所は総合区役所のほかに区民会館や保健所も近くにあります。ちなみに世田谷区民の成人式はここの区民会館で行います。

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私の成人式の頃は、世田谷区にゆかりのあるウルトラマンやスポーツ選手からお祝いのビデオメッセージを頂きました!

ほかにも世田谷エリアには世田谷区立中央図書館があります。この中央図書館にはプラネタリウムが併設されていて、プラネタリウム好きなら一度は行ってみたい場所なのではないかと思います。

また、中央図書館の近くには国の重要文化財である世田谷代官屋敷があるのですが、毎年12月(15日、16日)、1月(15日、16日)に代官屋敷がある通り沿いを中心にボロ市のイベントが行われます。

15年以上前のボロ市
15年以上前のボロ市その1

ボロ市とは、大規模な縁日のようなイベントで、食べ物や洋服、アンティーク用品などの約700店舗の露店が出店します。私も子供の頃、このボロ市には何回か行ったことがあるのですが、まあとにかく人がすごいんですよ。でもボロ市の露店でしか見られないアンティークものを一度にたくさん見ることができるので、雑貨好きの人ならこの雰囲気は気にいるかもしれないです。

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ボロ市は、ここ何年かは新型コロナウイルスの影響で開催が中止になっていますが、また開催されるようになったら久々に行ってみたいと思います。

②都心へのアクセスが良すぎる【北沢エリア】

地域別の世田谷区
オレンジ色が北沢エリア

おすすめスポット:下北沢、明大前、下高井戸、豪徳寺

次にご紹介するのは、北沢エリアです。ここのエリアはなんといっても鉄道交通の便が良いところがおすすめです。小田急線、京王線、井の頭線、世田谷線の4路線が通っています。

そして北沢エリアで有名かつ人気なのは、やはり下北沢でしょう。

下北沢も先ほどの三軒茶屋同様、若者が多く集まる街なのですが、下北沢の場合は周辺に劇場やライブハウスがあり、芸術の街でもあります。また古着屋も多いので、おしゃれさんからも愛されている街です。

下北沢は交通の便がとても良く、電車一本で新宿に最短8分、渋谷には最短4分で行けます。下北沢が発展している理由の一つとしてアクセスの良さは外せないですね。

小田急線の下北沢駅と、隣接している世田谷代田駅、東北沢駅は駅を地下化するために長年工事をしていましたが、2018年頃に完全に地下化しました。地上の小田急線線路跡地には新たな商業施設ができて、下北沢の新スポットとして連日賑わいをみせています。

北沢エリアは下北沢が有名すぎて、周辺の街の存在が薄くなりがちですが、そんな中でも豪徳寺は一度は行ってみたいおすすめスポットです。

豪徳寺は曹洞宗のお寺で、江戸時代に活躍した彦根藩藩主のお墓であるのが有名ですが、このお寺は招き猫発祥の地(諸説あり)としても有名でもあります。

境内に大量の招き猫が飾られているので、インスタ映え間違いなしだと思います(逆に招き猫の置物が多すぎて若干引いてしまうかも…)。

③多摩川を渡れば神奈川県はもう目の前!【玉川エリア】

地域別の世田谷区
青色が玉川エリア

おすすめスポット:二子玉川、駒澤公園、等々力渓谷、桜新町

お次にご紹介するのは、玉川エリアです。

私の独断と偏見ではありますが、玉川エリアの二子玉川(ふたこたまがわ)周辺は東京の辺境の地といいますか、世田谷セレブのユートピアのようなイメージがあります。二子玉川(通称「ニコタマ」)というとセレブな街というイメージがありますが、実際その通りで、世田谷セレブのための街だなぁ…という印象を受けます。世田谷セレブ御用達の玉川高島屋は、親子3代で通うファミリー層も多いです。そして芸能人もたまに見かけます。

そして二子玉川といえば、2015年に楽天の本社が移転してきましたね。二子玉川駅周辺も玉川高島屋のほかに玉川高島屋S.C、ライズショッピングセンターなどの大型商業施設があるので、世田谷セレブ以外も訪れやすい雰囲気になっています。

さらに二子玉川には映画館があります(笑)!…いや、映画館なんてどこにでもあるでしょ?と思っている方もいるかもしれませんが、2015年二子玉川に109シネマズができたんです。それまで世田谷区には大きな映画館がなくて、世田谷区民はわざわざ電車に乗って都心や郊外の映画館に行くしか手段がありませんでした(マイナーな映画を上映している小さな映画館は以前から世田谷区にもありましたが…)。世田谷区広いし、人口も多いのになんで今まで映画館できなかったんですかね?

とにかく、109シネマズ二子玉川ができた当時は、世田谷区に映画館ができたー!って世田谷区民としてすごく嬉しかったのは今でも覚えています。まあ私は普段映画館に行かないんですけどね。

あと、二子玉川にはすぐそばに多摩川が流れていて、多摩川の橋を超えると神奈川県になります。多摩川を眺めていると気分が和らぐので、多摩川の河川敷を散歩するのおすすめです。

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天気が良いとき多摩川の河川敷をサイクリングするのすごく楽しいです!

ほかにも玉川エリアは、箱根駅伝常連校の駒澤大学もあります。

私が高校生のとき、駒澤大学のオープンキャンパスに行ったことがあるのですが、この大学には学部としては珍しい仏教学部があります。仏教学や禅学について学ぶ学部だそうですが、大学で学問として仏教を学べるのは面白そうですね。

大学の近くには1964年東京オリンピックの会場があった駒沢オリンピック公園があります。サイクリングやジョギングコースが充実しています。

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大学のすぐそばに運動公園があるから駒澤大学のスポーツ関連の部活やサークルは嬉しいですね。

④静かで落ち着いた街【砧エリア】

地域別の世田谷区
緑色が砧エリア

おすすめスポット:成城、祖師谷商店街、砧公園

次にご紹介するのは砧(きぬた)エリアです。

この砧エリアは私の実家があるエリアでもあり思い出深いです。2〜24歳までこのエリアに住んでいました。約22年間住んでいて、この地域は本当に静かで落ち着いた平和なところなのはいつまでも変わらないです。

世田谷区自体治安は良いほうですが、その中でも砧エリアは特に大きな事件もないと思うので、わりと住みやすいのではないでしょうか。

そしてこのエリアで有名なのは成城(せいじょう)だと思うのですが、玉川エリアの二子玉川と成城は世田谷区内外も認める高級住宅街エリアで間違いないでしょう。私の偏見ですが、二子玉川は高級マンションが多いイメージがあって、対して成城は敷地面積が広い高級一軒家が多いイメージです。

成城の風景
春になると成城の住宅街は花見客で賑わいます。
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成城には政治家や芸能人、会社の社長、役員クラスが住んでいるので、お金がかかってそうな家が多いです。いつか成城で有名人を見てみたいものです。

成城に高級住宅街がある一方で、お隣の祖師ヶ谷大蔵は庶民的な街です。とんねるず・木梨憲武のお父さんが経営している「木梨サイクル」は地元ではとても有名です。私は見たことがないのですが、私の両親いわく、木梨憲武のお父さんの顔は木梨憲武とそっくりだそうです(親子だから当たり前か…)。

祖師ヶ谷大蔵は、小田急線祖師ヶ谷大蔵駅を降りるとすぐに祖師谷商店街があります。この商店街は別名「ウルトラマン商店街」と呼ばれています。これは以前祖師ヶ谷大蔵の近くに円谷(つぶらや)プロダクションがあり(※現在プロダクションは渋谷に移転しています)、ウルトラマンは砧で誕生したこともあって、それがきっかけでウルトラマン色が濃い商店街になりました。

また祖師ヶ谷大蔵はスーパーの激戦区でもあります。サミット、オオゼキ(2店舗)、Odakyu OX、ビックエー…などなど。名だたるスーパーが毎日熾烈な戦いを繰り広げています。以前はスーパーおがわ、つるかめランドもありましたが、上記のスーパーの勢力が強いので、新たにできたスーパーはすぐ閉店してしまうイメージがあります。今のところ新たに参入できるスーパーがないですね(最近飛ぶ鳥を落とす勢いのオーケーストアだったら参入できるかも)。

最近はスーパーの代わりにドラックストアが増えてきました。トモズ、ココカラファイン(2店舗)、サンドラック、ウエルシアなど、有名なドラックストアは大体揃っているのではないでしょうか。改めて、1つの商店街にこんなにドラッグストア必要かなぁ…と思います(祖師ヶ谷大蔵に限らずですが)。

そして飲食店も祖師ヶ谷大蔵駅中心にチェーン店が増えました。むしろ飲食店が多すぎて、祖師ヶ谷大蔵でご飯食べるときにどこに食べに行くかすごく迷います!

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地元である祖師ヶ谷大蔵を語るとキリがないので、ここで終わりにします。今度改めて祖師ヶ谷大蔵の魅力についてご紹介いたします!

⑤世田谷区民憩いのば【烏山エリア】

地域別の世田谷区
紫色が烏山エリア

おすすめスポット:千歳烏山、祖師谷公園、芦花公園

最後のご紹介するのは、烏山(からすやま)エリアです。このエリアで代表的な街は千歳烏山ですね。あと、現在私はこの烏山エリアに住んでいます。

京王線千歳烏山駅は、各駅停車のほかに特急、急行、区間急行、快速が止まるので、新宿方面に向かうのがとてもスムーズです。特急だと千歳烏山から新宿まで約20分で行けちゃいます。ちなみに平日は新宿方面が混みますが、休日は高尾山へ行く下り方面が混み合います。

ほかに千歳烏山から隣の三鷹市や杉並区へ向かう際に通る寺町通り方面には寺院がたくさんあります。千歳烏山駅から少し離れると寺院が密集している静かな地域が広がり、駅の喧騒と寺院の静寂のギャップがすごいです。

さらに烏山エリアは祖師谷公園、芦花公園と世田谷区の中でもとりわけ敷地面積が広い公園があり、小さいお子さんがいる家庭には暮らしやすい地域だと言えます。

祖師谷公園
桜の時期の祖師谷公園。アーチ状の桜が見どころ。

私にとって世田谷区とは…

①〜⑤の地域に分けて世田谷区をご紹介してきましたが、改めて世田谷区は広いということを書いていて思いました。どの地域も駅周辺にはチェーン店がひしめきあっていますが、その中でも昔からずっとあるお店や文化、シンボルは存在し続けている街もまだあります(廃れた地域もありますが…)。

それぞれの地域をさらに掘り下げてみていくと、まだまだ私の知らない世田谷区が見えてくるはずです。去年まで約5年間、隣の三鷹市に住んでいて、一旦世田谷区から離れたことで世田谷区と他の市区町村を比較するきっかけもできました。

世田谷区については引き続き情報を発信していこうと思います!

コケティッシュ

読了お疲れ様でした。最後までご覧いただきありがとうございます!

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