今回は長野県に行ったことをまとめようと思います。
涼しさに驚く!
今回は先日の三連休(2022年7月16~18日)に長野県に家族旅行で行ってきたことをご紹介します。私は初長野だったのですが、長野に着いてまず驚いたのは、夏なのに涼しいということでした。東京は暑いうえに湿度が高いので、暑さに対する慢性的な不快感があったのですが、長野ではそれが感じられないほど外にいても快適だったのに感動しました。
ちなみに今回行ったのは、長野の端の方です。
長野県、思いのほか広かったので、有名どころはあまり回れなかったのですが、夏におすすめのスポットに行ってきたので以下ご紹介します。
マイナスイオン出まくりな滝
軽井沢の近くに「白糸の滝」という有名な滝があります。近くといっても車で20分ぐらいかかるのですが、白糸の滝に行くまでは自然豊かな山の中のドライブコースを満喫することができます。あと白糸の滝に向かう途中に料金所(500円ぐらい)があり、現金払いなので注意しましょう。
また白糸の滝近くには駐車場があります。かなりの台数が置けると思うので、駐車場で渋滞することはないんじゃないかなと思います。
駐車場から降りて数分歩いた先に白糸の滝入り口の看板があります。もう入り口の時点で涼しい。ちなみに入り口周辺にはお手洗いやお土産屋さんもあります。
白糸の滝に行くには一本道があり、その横を流れる小川の流れにとても癒されます。
一本道の途中で、山の上から根っこごと崩れてきたであろう巨大な大木があります。この大木は山の斜面下にある小川で止まっているのでとりあえず私たちに被害が及ぶことはないと思いますが、大木をも根こそぎ崩してしまう山や自然の脅威に驚かされます。
山から崩れ落ちてきた巨大な倒木の上には、また崩れ落ちてきそうな木々の予備軍がたくさんあります。今後この辺りで大雨とか台風が来たら崩れ落ちてくる可能性もあると思うので少し怖いですね…。
入り口から歩いて数分で白糸の滝に着きました。観光客がいっぱいです。記念に写真を撮る人も多かったです。
白糸の滝、山の湧き水が滝になっていると思うのですが、その滝の流れの勢いとその音に圧倒されます。水も透明で綺麗でしたし、触ってみるとすごく冷たかったです。普段なかなか自然に触れ合えない人たちに白糸の滝はおすすめです。
夏が旬!ブルーベリー園
長野に来たら何か果物狩りに挑戦したいなぁと思い調べていたら、この時期ブルーベリー狩りをやっている農園サイトをネットで多く見かけました。長野県はブルーベリーの生産量が多い県だそうですね。ブルーベリー、夏が旬なのでちょうどいいタイミングで行くことができました。
今回行ったのは小諸市にある「浅間高原農場」です。入り口には十数台置ける駐車場があります。私が調べた中では、長野県にあるブルーベリー園のなかでここが一番コスパが良さそうでした。
入園料、大人500円でしかも無制限って結構安い方だと思います。しかも摘み取ったブルーベリーも1キロで1200円なのもお安いです!東京のスーパーでは小さいパックに入ったブルーベリー(50グラムぐらい?)なんて400〜500円ぐらいするのに、ここではむしろそんなに安くて経営大丈夫なの?と少し不安になるほどです。
農園入り口に入り、入園料を支払い、一人1個持ち帰り用を入れるカゴをもらったら、早速ブルーベリー狩りができます。ブルーベリー狩り自体初めてなので、まずは農園の人に摘み方の説明を教えてもらいました。
農園の人曰く、青々とした濃い青紫色のブルーベリーが摘みごろらしく(赤みがかったブルーベリーはまだ熟していないそうです)、その場で食べるんだったら5粒ぐらいを一気に食べるのが美味しい食べ方だということでした。熟していても酸味が強かったり、すごい甘いのがあったり、とにかくいろんな味があるのでお気に入りのブルーベリーを食べながら探してみてね、とも言われました。
左右どこを見渡してもブルーベリーだらけだったので、とりあえず手当たり次第ブルーベリーを食べていきます。私の場合、酸味があるブルーベリーにあたることが多く、なかなか「これだ!」っていうブルーベリーに出会えることが少なかったですが、摘み取って食べる作業自体は楽しかったです。
一緒に来ていた両親曰く、粒が大きめで、枝の一番先に成っているブルーベリーが甘くて美味しいとのことだったので、それっぽいのをひたすら摘み取ってました。
途中疲れたので、日陰になっている場所(椅子とテーブルがある)で休憩をとりました。休憩中も摘み取ったブルーベリーを食べていたのですが、もう今日は1年以上分のブルーベリーを食べた気がします。他の果物と違って、ブルーベリーは小さいから何個でも食べられちゃうんですよね…。
涼しい長野県といえど、園内は日差しが強い上に気温も高いので、熱中症対策は必要です。帽子を被ったり、水を飲みながら作業していた方がいいです。ちなみにトイレは園内に1つ仮設トイレがあります。意外と仮設トイレが綺麗だったのに驚きました。
トイレ近くにある手洗い場の水がものすごく冷たかったことにも驚きました。
ここには2時間ぐらいいたのですが、かごいっぱいまでに摘むことができました。ちなみにグラム数でいうと、かごいっぱいで大体2キロぐらい摘めるそうです。今回は大きめの粒ばかり集めたので、2キロは余裕で超えてました。2400グラム弱で値段は2800円ぐらいでした(安い!)。
今回はブルーベリーを持ち帰る準備を何もしてこなかったのですが、ブルーベリーは常温だと痛みやすいので、基本は冷凍あるいは冷蔵保存が望ましいようです。車で来ているのであればクーラーボックスと保冷剤があればバッチリですが、もし何も準備していなくても、お店で発泡スチロール(無料)と保冷剤(1つ100円)が用意されているので安心です。
初めてブルーベリー狩りをしましたが、安くて美味しいブルーベリーを食べられた上に摘み取る作業なんて普段なかなかできないので貴重な体験でした。
ずっと牛を眺めていたい、広大な牧場
お次は北佐久郡立科町にある「牛乳専科もうもう」という牛乳とソフトクリームを販売しているお店に行きました。このお店にすぐそばには牧場(蓼科第二牧場)があります。
牛乳専科もうもうって名前からしてなんか可愛いですよね。ここの売りはソフトクリームと牛乳らしいのですが、他にもパンとかも売っているみたいです。
牛乳専科もうもう(と牧場)の駐車場もあります。ここには朝10時くらいに行ったのですが、ずいぶん多くの車が駐車していました。みんな牛を見に来たのでしょうか…?
ここにくるお客さんは、もうもうで何か食べ物(あるいは飲み物)を買って、それを食べながら牛を眺めるのが定石のようです。
牧場に来たからには定番のソフトクリームを、と言いたいところでしたが、朝に行ったため、なかなか朝からアイスを食べる気になれず(もうちょっと若ければ朝からアイス食べれたかもしれない…)、せっかくなのでホット牛乳を注文しました。
なかなか普段牛乳を飲むことがあまりなかったので、久々に飲んで美味しかったです。お店近くのベンチで遠くにいる牛を見ながらのんびり飲んでました(店内には飲食スペースもあります)。
あと外で飲食したり、牛をみたりしている時に注意していただきたいのが蜂です。多分ミツバチなので刺してくる危険性はないとは思いますが、蜂が苦手な方や蜂アレルギーの方は念の為注意した方がいいです。
父の手や服に結構蜂がついてました…。蜂もホットミルクが飲みたかったんですかね…?
のれんに描かれている牛もユニークで可愛いです。
コーンも牛柄で、牛に対するこだわりを感じます。コーンまで可愛い。
さて、ここの目玉でもある牛たちですが、ここの牧場では結構な数の牛たちがいて、それぞれがのんびりと過ごしています。ここの牧場には柵があるので、直接牛と触れあることはできませんが、間近でいろんな牛を見ることができます。
牛たちは大抵座ってのんびりしている子たちが多いです。こんなに間近でたくさんの牛を見るのは子供の時以来なので、来れて良かったです。みんな可愛い。
私の中で牛といえば、白黒のぶち柄のイメージなのですが、牧場には黒色や茶色の牛たちもいました。この子たちは可愛いと言うよりも美味しそうと思ってしまいました。
牛の中には、自ら私たちの柵に近づいてきた牛もいました。この牛、サービス精神が良いな〜。
わざわざ私たちの目の前に来てくれてなかなか気が利く牛だな、と思っていましたが、どうやら柵の外にある木に生えている葉っぱが食べたかったみたいです…。牧場の草原に飽きちゃったのかな?
牛に触れなかったのが残念ですが、間近で牛を見れてとても癒されました。近くで見ると毛並みとかほんとふさふさで、触ったら触り心地良いだろうな〜と思いながらしばらく見てました。どの牛もみんなおとなしかったですね。
こんな広大な牧場でのんびり暮らせる牛たちは幸せですね。長野だと夏は涼しいから牛たちも過ごしやすそうです。牧場はこの近くにもいくつかあるので、長野に行ってみたら牧場に立ち寄るのもおすすめです。
朝散歩におすすめ、女神湖
女神湖は、先程の牛乳専科もうもうの近くにある湖です。この近くに私たちは泊まったのですが、朝の女神湖が最高でした。
女神湖自体はそんなに広い湖ではない(この近くにもっと広い白樺湖があります…)ので、湖周辺だと大体40〜50分ぐらいで一周できちゃうと思います。女神湖近くにはおしゃれな喫茶店やパン屋、お蕎麦屋さんがあります。散歩ついでにふらっと立ち寄れるところが充実しています(朝6時半過ぎに女神湖に行ったのでどのお店もやっていませんでしたが…)。
女神湖周辺を歩いていると白樺の木々をよく見かけます。白い木は東京ではなかなか見られないので珍しかったですね。女神湖周辺のお散歩コースも自然豊かでおすすめです。
女神湖周辺には女神湖に繋がっている小川がいくつかあり、ここでも涼しさを感じることができました。
女神湖周辺は飲食系のお店がいくつかありますが、遊び系も充実しています。女神湖にはボートがたくさんあり、周辺にはテニスコートやパターゴルフ、釣り堀もあります。小さい湖ですが、周辺が充実しているので一日いても飽きずに過ごせると思います。
女神湖にあったアヒルさんボートの配置がシュールで印象的でした。コラージュ画像みたいですね。
朝は空気が澄んでいるので、朝散歩おすすめです。朝ごはん前にいい運動になりました。ちなみにスマホの万歩計を見ると女神湖一周で5000歩ちょっと歩いてました。
初めてペンションに泊まる
今回の長野旅行は女神湖の近くにあるホテルに泊まりました。周りの木々が白樺なのが特徴的です。ここはペンション密集地なのですが、どのペンションもみんなおしゃれでした。
本来であればこの時期ペンションも予約で殺到しそうですが、ちょうどコロナの第7波がやってきた時期でもあったのでキャンセルもそれなりにあったのだとか。逆にペンション内は宿泊客が少なかったので過ごしやすかったです。
以下、ペンションで食べた洋食のご紹介です。
ペンションの食事は全部本格的な洋食で、フォークとナイフとスプーンをなんとか使いこなして食べました。こんなにおしゃれな洋食を食べたのは、高校生の時にあった本格フレンチのマナー教室以来です。
ペンションの食事は全てオーナーさんの手作りで、地元の野菜や果物を使っていて、繊細な味でなおかつ家では絶対に真似できないほど美味しい料理の数々でした。
スープも繊細だけれども濃厚な味わいでした。初日はコーンスープ、二日目はかぼちゃスープでした。コーンスープもかぼちゃスープも今までインスタントしか飲んだことがなかったのですが、手作りだとこんなに美味しいのかと感動しました。
デザートもおしゃれだし、甘くて美味しかったです。チーズケーキも美味しすぎてあっという間に食べてしまいました。もっと味わって食べればよかったと少し反省しています。
洋食は量が少ないイメージがあったので、夜お腹空いちゃうかな、と思っていましたが、意外と大丈夫でした。
朝食はイメージ通りパンでしたが、出来立てだったのが良かったです。あとパンに塗るバターがすごく美味しい!このペンションもそうですが、レストランとかで出されるバターってなんでこんなに美味しいんでしょうね?耐熱皿に入っている目玉焼きもクリーミーで斬新でした。
今回初めてペンションに泊まりましたが、朝食から優雅な時間を過ごせるのは贅沢ですね。旅館や民宿では味わえないひとときです(旅館や民宿にもそれぞれの良さはありますが、優雅さはペンションには勝てないと思います)。
お昼ご飯は日本的なものを…
ペンションでの食事はたぶん洋食だから、昼食は洋食以外にしようと思い、初日は軽井沢近くでお昼を取ることにしました。軽井沢は観光地で、ランチ代もそれなりにするので、なるべく値段が高くない所をネットで探しましました。探した結果、たどり着いたのが「おらんち食堂」です。
おらんち食堂のランチタイムは、店内カウンターに並んでいるメインのおかずや惣菜を選び、会計を済ませるタイプでした(大学の学食みたいな感じです)。事前調べだと、おかずでからあげが一番人気だということだったので、からあげ(4個入り)を選びました。からあげひとつひとつが大きくてボリューミーでした…。ご飯と味噌汁を選ぶとこの二つはおかわり自由なので、たくさん食べたい人にはこのお店すごくおすすめです。
軽井沢周辺で安くてボリュームのあるランチは、たぶんおらんち食堂ぐらいなんじゃないかなと思います。店内は垢抜けた大衆食堂といった感じで、地元客が多かったと思います。おしゃれな観光地・軽井沢では異色の存在です。
長野といえばお蕎麦も有名なので、二日目の昼食はお蕎麦専門店に行ってみることに。事前調べで評判が良かった「利休庵」に行ってみました。お昼すぎに利休庵に行きましたが、混んでいたので40分ぐらい待ちました(お店の前に名前を書く用紙があるので、それを書いて呼ばれるのを待ちます)。待っている間は周辺をお散歩してみるのもいいかもしれません。
お店の外観もそうですが、店内も囲炉裏があったりして日本家屋をリノベーションしたような内装になっています。
私は十割蕎麦を注文しました。普通の蕎麦と十割蕎麦の違いが分かりませんが美味しかったのは覚えています。
利休庵で何より美味しかったのは天ぷらです。両親が蕎麦と天ぷらのセットを頼んでいたので天ぷらを少しもらいましたが、この天ぷらがめちゃくちゃ美味しかったです。シソや海老、ナスなどお馴染みの天ぷらからハーブやズッキーニのもの珍しい天ぷらもありました。油がさっぱりしていて、野菜の旨味が感じられる味わいでした。
注文はしませんでしたが、他にもご飯の定食やチーズケーキもあって、創意工夫のあるお蕎麦屋さんでした。
高原で雲の近さを感じる
長野に行った時はお天気も良くドライブ日和だったので、高原の中を進むビーナスラインに行ってきました。
白樺湖あたりからビーナスラインに乗り、美ヶ原高原に向かいます。途中休憩で霧ケ峰高原に立ち寄りました。クーラーの霧ヶ峰はここからとっているんですね。今年はニッコウキスゲが10年に一度の見頃を迎えているということで反対側の車線は渋滞でものすごく混雑していました。休みの日や連休の渋滞は仕方ないですね…。
霧ヶ峰高原から車で約1時間ぐらいで美ヶ原高原に着きました。美ヶ原高原は標高2000メートルということだったので、空気薄いのかなと少し不安でしたが、その心配は杞憂に終わりました。その代わり高原頂上はものすごく寒かったです。
美ヶ原高原の頂上あたりは、お土産屋が充実している道の駅や美術館、牧場、宿泊施設など色々あるようです。頂上からの眺めは見晴らしがとても良いのですが、気温が冬並みに低いので、何か羽織るものがあるといいと思います。夏だけど寒さを感じたい人におすすめのスポットです。
美ヶ原高原の道の駅で、牧場のソフトクリームを食べました。味は濃厚でしたが程よい甘さでした。アイス食べてさらに寒くなってしまいました…。
終わりに
長野県をご紹介してきましたが、やっぱり夏長野は最高でした。夏レジャーは熱中症との危険と隣り合わせですが、長野だと外でもそれなりに快適に過ごせることを今回の旅行で実感できて良かったです。帰る時、隣の山梨の時点でむわっとした蒸し暑さだったので、長野の涼しさがすぐに恋しくなりました。
最後までご覧いただきありがとうございました!